オープンが延期になり、XEXの価格も下がり、本当にKoindexはオープンしたときに大丈夫なの?
Koindexが順調にいけばXEXは価格が上がるの?
そのように思われる方もいるかもしれません。
そこで今回は、XEXユーザーから見たKoindexとトルコ人側の目線の違いについてまとめてみました。
XEXホルダーから見たKoindex
ずっとCROSSexchangeを使い続けてきたユーザーとして、
私もそうですが、XEXの価格はいつでも気になるものです。
特にXEX価格が上がることをずっと信じてホールドしてきたユーザーにとっては、
「Koindexがどうこうよりも、早くXEXの価格を上げてくれ~!」という叫びが聞こえてきそうです。
私自身、XEXでトレードしていたわけではありませんし、ずっとホールドし続けています。
XEXはインカムによってその価値が裏付けられる通貨です。
しかし、なかなかリクイディティプロバイダーも導入されず、スプレッドも狭まらず、
使い勝手が良いかと言われたら、まだしっかり環境が整っていない状況であると言えるでしょう。
では、KoindexができたことによってCROSSexchangeは見捨てられたのでしょうか?
Koindexは最初からリクイディティプロバイダーが導入されますし、
ガラタサライと提携し、仮想通貨協会の委員長Demetが先陣を切ってリードしてくれていますからその期待は相当大きなものです。
さらにトークン設計がトルコ人の投資家目線に立って、暴落暴騰しにくく比較的安定しながら上昇していく事が予想される設計です。
トルコリラを銀行に預けておくよりも、より安定しながら配当や年利がつくKoinを持っておくことはトルコ人にとっては大きな安心感にも繋がるでしょう。
ざっくりKoindexの魅力を考えてみただけでも、CROSSプロジェクトはもはやKoindex一色なんじゃないの??
って思われる方がいても不思議ではないですね。
特にウェビナーに一度か二度参加しただけの方にとってはXEXの事が頭から離れず消化不良を起こしているかもしれません。
そこで今回、KoindexとCROSSexchangeがどう共存していくのか。
Koindexが成功したらXEXにとってどう良い影響があるのか?本当に価格が上がるのか?
について考えてみたいと思います。
もちろんこれは個人的な見解ですから参考程度にしていただければと思います。
ただ、もしある程度ご理解いただけるようであれば、
KoindexのウェビナーではXEXの価格について講師陣に質問攻めにするようなことはぜひ控えていただければと願っています。
なぜトルコで新取引所なのか
トルコで新取引所ができるのは納得のいく根拠があります。
トルコは世界で一番、仮想通貨保有率が高い国(5人に1人)ですからそこでNo1の取引所になることを目指すのはとても大きな意義があります。
また、地元に密着することで、そこにしかないニーズに敏感になることができます。トークン設計はまさにそうだと思います。
さらにその国の銀行と提携するのであれば、やはり国内で認可された取引所として活動する必要もあります。
ということで、トルコに拠点を置いて新取引所を設立することは納得できます。
CROSSexchangeの立ち位置は?
Koindexが大きく成長したら、CROSSexchangeはプロジェクトの中で置いてけぼりになってしまうのではないか。。
もしかしたらそんな不安がよぎるかもしれません。
そんな時は、やはりプロジェクトの全体像を見ていく必要がありそうです。
CROSSプロジェクトの中でKoindexやCROSSexchangeがそれぞれどのような位置づけなのか。
これについては現段階ではある意味正解を探るのは難しいですが、
ここの整理がつかないとKoindexへの投資になかなか踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。
CROSSexchangeにとってKoindexが復活の大きな原動力になってくれる可能性は充分にあります。
プレマイニングや、オープン後のイベントごとにXEXを使用できますから、そのたびにXEXが回収されます。
またKoindexをきっかけとしてCROSSプロジェクトが注目を集める可能性にも満ちています。
そうなるとXCRの認知度と価値向上にも繋がり、XCRが最初に上場するのがCROSSexchangeとなれば、話題性があります。
その時に、CROSSexchangeにしかない仕組みであったり、リスティングされているコインの数だったりでCROSSexchangeに魅力を感じて使用するユーザーが増える可能性も秘めています。
実際、トルコ国内のみならずヨーロッパ市場からもKoindexに参入するのであれば、そのユーザーが後々CROSSexchangeの取引所のユーザーになってくれる事だって考えられるわけです。
ヨーロッパのサッカー界で知名度の高いガラタサライが提携企業先であるということがその時に効力を最大限に発揮するかもしれません。
なので、取引所を入り口としてプロジェクトのユーザーが増えてXCRが基軸として活躍できる場が増えることで、それによって得た収益がCROSSexchangeに、そしてXEXに恩恵をもたらしてくれるであろうことは充分に考えられるのです。
であるならば、Koindexを入り口としてCROSSプロジェクトに参加する新規ユーザーが増えることはシンプルに喜べることなんです。
XEX優遇は当たり前ではない
本来XEXはCROSSプロジェクトの基軸通貨ではありませんから、Koindexで優遇される必要はないはずです。
では、なぜ今回XEXを優遇してくれているのか。
KoindexがCROSSexchangeの取引所としてのシステムを使用しているからです。
なのでKoindex側でシステム使用料としてXEXを回収してくれます。
今後もCROSSexchangeで有益なシステムを開発してKoindexで活用してもらえたらシステム使用料としてXEXを回収してもらえるでしょう。
かといって、プレマイニングの初日と2日目がXEXである必要はないのです。
ですから、最初の2日間にマイニングできるのはまさに奇蹟といっても良いですし、宇原CEOの交渉力があってこそだと思っています。
プレマイニングで余ったXEXはどうする?
「プレマイニングでXEXが余ったらどうするの?ちゃんと売られないための施策はあるの?」
という質問もこれまでいくつも上がっていましたが、
本来であれば価格は、基本的には買いたい人が買って売りたい人が売ります。
なので、何も施策が無かったら上がった分下がるだけかもしれません。
買うときは、需要があったり期待値があったときに買います。
現在、余ったXEXをKoindexに置いてた方がよい施策も考えているようです。それだけでも充分プラスでしょう。
多くの人が余ったXEXをKoindexにそのまま置いておき、イベントごとに活用しKoindex側で回収されるなら、
CROSSexchange内の市場流通枚数が減っていくわけですから希少価値が向上します。
私は個人的には余っても売らないのでKoindexに置いておくか再度ロックします。
なので、運営側が無理矢理感のある施策で価格の低下を押さえ込もうとする事に多大な労力をつぎ込む以上に、
CROSSexchange内で取引所として使いやすくなることの方にエネルギーや運営資産を使ってもらいたいと思っています。
当然ですが、LPはそれなりに経費もかかるようですし、
Koindexは新規の顧客と継続的なトレーダーが見込めていることが前提でLPを導入しているかもしれません。
CROSSexchangeとしては、Koindexで様子を見てから導入したいというのもあると思います。
これらのことを踏まえたら、LP導入はKoindexの方が順番的に早くなってしまったというのもうなずけます。
日本人とトルコ人の目線の違い
日本人のCROSSexchangeユーザーから見たら、XEXありきのKoindexです。
Koindexがトルコで拡大することよりもXEXの価格が先に上がることの方が大切です。
一方、トルコ人から見たら、XEXって何?って感じでしょう。
プレマイニング初日と2日目にXEXがあることを知らないトルコ人ユーザーも多いかもしれません。
またKoindexユーザーはXEXを使う必要性を感じていません。
もしKoindexユーザーがCROSSからXEXを購入するとしたら、イベントがあるごとに「XEXというものがあって、CROSSexchangeから購入したら若干優遇されてKoinが手に入るらしい。」という情報を仕入れて活用する場合もあるかもしれません。
じゃ、トルコ人をCROSSexchangeに呼び込んで、たくさんXEXを買わせればいいじゃない!?って思うかもしれませんが、そう単純なことでもなく、
KoindexにとってのXEXはあくまでもシステム使用料を支払うための回収作業でしかないので、どんなにXEXでマイニングされてもKoindexには手数料が入りませんから収益にはなりません。
KoindexでXEXが板取引されて売買できるというものでもないからです。
ということは、KoindexがわざわざXEXでマイニングした方がお得だよ。という情報をユーザーに積極的に流すこともないでしょう。
と考えるならば、XEX優遇はあくまでも既存のCROSSexchangeユーザーを配慮しての特別枠だという認識の方が正解なのかもしれません。
トルコ人目線でKoindexを見る
上図のように、CROSSプロジェクトの中の取引所ビジネスの中のCROSSexchangeとKoindexです。
Koindexの成功はCROSSプロジェクトの一つの成功であり、プロジェクトが存続し続けていく上で非常に重要な位置づけとなるはずです。
プロジェクトに収益が入り、XEXが回収され、CROSSexchangeにとっても好影響があるだけで充分Koindexを一緒に盛り上げる理由があります。
今はガラタサライが本格的にKoindexを宣伝してくれていますし、ブルームバーグでも話題になっています。
Koindexが盛り上がるほどにXEXユーザーが寂しくなる必要はありません。
トルコ人は、Koindexを通して初めてCROSSプロジェクトを知ります。
その次にプロジェクト内の別取引所としてのCROSSexchangeを知りXEXの存在を知ります。
後々、CROSSexchangeにしかない魅力があれば、それを利用したいと思うかもしれない潜在的なユーザーが一気に増えたと思えばよいのです。
もう一度繰り返します。
Koindexの成功はCROSSプロジェクトの成功であり、
後々XEXに好影響をもたらしてくれるものとなります。
今は、急がず慌てずに、一緒にKoindexオープンの波に乗りながらプロジェクト全体を見守りましょう。